- 作者: ジョン・キム
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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概要
本書で述べられているのは、媚びない人生を送るためにはどうすべきか。それは「強くあること」。絶対不可侵としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くこと。そのための方法論。
すぐにやりたいこと
・自分へのアテンションを8割にする。他者へのアテンションは2割にする。
・自分の無知をとにかく大事にする。
・日常の中で徐々に枠からはみ出す練習をする。
・違和感、直感を大事にする。磨く。
・コミュニケーションは、量ではなく質で勝負する。
すぐにやったこと
他社の目を気にすれば、自分を信じる力は鍛えられない。未熟さと向き合えない。
まずは、8割向けていた社会や他者、家族など外に向いている視点やアテンションを2割に落とす。自分への視点やアテンションを8割にする。
ネガティブな感情は、居場所を与えられて、表に出されると、極めて居心地が悪くなる性質を持っている。ネガティブな感情が湧き出てきたら、それを見て見ぬ振りはせず、居場所を与えてやる。声に出してみる。
・学びについて
学びに対して貪欲であること。全ての時間を学びの時間にする。
他社の無知ではなく、自分の無知を大事にする。無知だと思う瞬間は、むしろ喜ばなければならない。
とにかく自分の無知に気づいたら、問いに落とし込んで相手にぶつける。わかっていること以上に、わかっていないことに注意を払う。
起きたことに対してどう解釈するかは自分次第。不満であれば、その不満の原因を自分の内側で考えてみる。そうすれば不満は成長の糧となる。
・人間関係について
相手の合理性を理解し、まずは接点を見つけようとすることから始める。話し合える価値がある人間だとわかってもらえば、相手の対応は間違いなく変わる。人間関係の全てにおいて、トラブルというものは、理不尽を単に真に受けて、そこで思考が止まってしまうところから発生する。そこで止めたり、そのままにしない。受け手の考え方ひとつで、人間関係の危機は防げる。
・選択について
その選択が生み出す結果に対して責任を負う決意に基づくのであれば、その選択はその時点で常に正しい。
自分が責任を負える、本当に信じていること、正しいと思うことについては、できるだけ事前許可を得ずに行動してみる。それがマニュアルに反するものであったとしても。
・日々の生活の中で
デジタル化した現代、見えないものを見て、聴こえないものを聴こうとする力が大事。
コミュニケーションは量ではなく質で勝負する。そのために、
誰かが話せる話はできるだけしないこと。
ポイントを明快にする、自分に「What’s your point?」と常に投げかけること。
話したいことがはっきりしていない時には、人間は沈黙すべき。
リスクを回避するためにも、日常の中で徐々に枠からはみ出す練習をしておいたほうがいい。
常に経営者的な意識を持つ。
・創造性について
クリエイティビティは違和感から生まれる。自分の違和感を大事にする。
全ての創造性の根源は、何かと何かの接点にある。今後、世界の境界はさらに失われ、融合していく。ほとんどの創造性は新しい組み合わせの産物。
直感を信じ、直感を磨く。重要なのは、簡単に判断を下せないような問題にたくさん直面すること。
・将来について
自分自身で幸せの絶対的な基準を確立させること
本当の就職活動を、社会に出てから5年後にすべき。社会を知り、自分を知ってから、本当の就職先を見つける。
与えることに喜びを感じる人になる。ポジティブからさらに一歩踏み込み、肯定のオーラの起点となる。