情報発信についてまとめ
【LegalAC2022】中年弁護士が14年間裁判例紹介するblogを書いてみて思ったこと 〜弁護士のカジュアルなアウトプットについて〜 - Footprints
2022-12-20の記事
カジュアルなアウトプットの大切さ(自分のため・営業のため等)について書かれた記事。
確かにまとめることにより「あーこんなこと書いたな」と思うことが、書かない場合よりも多いように感じる。
一方で現時点での自分の知識には不安があるため、「専門家である自分がこんなこと紹介しますよ」というスタンスでは発信が憚られる。
伊藤先生も
前述のとおり、2005年からだらだらとブログを書いており(当時は匿名)
とあり、まあ修習生〜1年目くらいの間は匿名で書いても「自分のため」というスタンスではよかろう。(俺にもこれが性に合っている)
一方で、
しかし、当時、同じ事務所の兄弁の松島先生(期は2つ上)*2が、日経BPのサイトに連載を持っていて*3、そのカバレッジが広い上にクオリティが高く、似たようなものを書いたとしても単なる後追いにしかなりません。
そこで、裁判例の検討・紹介はどうか?と思いつきました。それ自体、弁護士が書くものとしてはありふれたものですが、分野を限定すれば、関心ある人たちの目に留まりやすくなるかもしれないと思って、最初に、当ブログに2009年2月25日に「システム導入契約の成立要件」という記事で名古屋地判平16.1.28の紹介記事を書きました。
とある。情報発信するにしても選択と集中という点は意識した方が良いだろう。
・検察修習をやっていて思ったが、頭のいい人でも「その分野をやろう」と思わなければ勉強しない。その人がその分野をやれば俺より間違いなく伸びるのだが、やらないこともあることから「俺がやらんでもええやろ」と思う必要はないのかもしれない。
・一方、ITに関する裁判例は伊藤先生らがまとめているので後追いになる、という判断は重要であろう。
・もっともITに関する裁判例を勉強しなくて良いというわけではない(勉強したいしね)。せっかくわかりやすく伊藤先生らがまとめてくれているので、これを見つつ、「そこで書いてあるITの用語や歴史について解説する」等をしてみても面白いかもしれない。
・技術の話だけでなく、PMの手法にも興味があることから、面白いことになるかもしれない。
ところで伊藤先生のブログにも出てきたが、東弁にはこんな面白そうな研究部がある。
集団で勉強する良さは外圧による勉強の質や量が上がることだと思っているが、一方でストレスやそこに行くまでの時間が勿体無い感もある。それにある程度知識や経験がある人が集まらないと議論の場として十分機能しないという問題もある。